ジャパンクオリティの洗剤の考え方
昨日のミーティングで、
「洗剤開発のもっと深い所」
「重み」
弊社の洗剤に対する考え方をお話し致します。
洗剤には、
汚れを落とす考え方として、
大きくは
分解型と物理型と剥離型の3つが
考えられます。
分解型とは、
一般的に中性洗剤お皿の油汚れなどを
ジョイでキュキュッと落とす。
洗剤の中の海面活性剤の力で
油という物質を水に溶けやすいように変化させて落とす。
焼肉屋などの油汚れを溶剤の力で溶かして落とす…etc
汚れとして存在する物質を化学変化させ
全く別の物質にしてしまい洗浄するものを言います。
物理型はクレンザーのように、
汚れを磨き砂やソフトスクラブのような極微の物質で削りながら
落として洗浄する物を言います。
剥離方は、汚れの分子を、
洗剤の中に存在するイオン電子の交換で、
付着しているものから汚れを「浮かす」「剥がす」して洗浄する考え方。
大きく分けてこの3通りが有ります。
上記の分解型と物理型は、
反応も素早いですが、リスクが有ります。
それは分解型は、付着している側の素材も
分解してしまう可能性が有ります。
例えば床に飲み物をこぼしたとすると
分解型の洗剤だと飲み物の染みも落としますが
床のワックスや素材も溶かす可能性があります。
物理型も然りで、例えばお皿をクレンザーで洗う、
又は焦げたフライパンをクレンザーで洗うと、
クレンザーが汚れを掻き落とす、
でもフライパンの表面も傷がついてしまいます。
テフロン加工のフライパンが焦げた時、
クレンザーやマジックリンのようなアルカリ性の強い洗剤で
洗っていけないのは、表面にコーティングしたテフロンが
溶け落ちたりか掻き落ちてテフロン加工で無くなってしまうからです。
剥離型は、汚れだけを剥がす、浮かして取るので、
付着していた側の物、素材は痛まないというありがたい点があります。