サムライブルーが清掃で表す『感謝の心』は、我々が思い描くものと同じ!
”WITHコロナ”の時代、なんとなく混沌とした空気が
流れている日本に”スカッ”と爽やかでパワフルなエネルギーを注入してくれたのが、
昨年暮れの『サッカーワールドカップ』でした。
熱狂しましたよねー。僕も家族とテレビの前で声をからして応援しました。
そして、僕の周りにも、にわかサッカーファンが急増しています(笑)
小さな存在(弱者?)が大きな巨人を倒していくストーリーは、
相撲にしろ、アニメにしろ、現実社会でも僕たち日本人の大好きな物語。
『努力した人こそ報われる』
そう思いたい僕たちがいるような気がします。
(あ、もちろんどの国も努力しているんですけどね)
ましてや、今回の勝利は、スペインやドイツといった歴史ある強豪チームに、
日の丸を背負い、魂をひとつにして懸命に戦う姿をみせられちゃあ、
日本人としては酔わずにはいられませんよね。
でもその中で。
僕が一番心を揺さぶられたのが、
サムライブルーの試合後のロッカールームなんです。
そう思われている方も多いのでは?
勝利した時も負けて涙を流した後も選手たちが変わらず行うロッカールームの清掃。
それは、彼らの『感謝の気持ち』を表したものだと思うんです。
試合がつつがなく行われるように運営をしてくれたこと。
気持ちよく試合に臨めるように清潔なロッカールームを提供してくれたこと。
遠い国からきた自分たちを笑顔で迎えてくれたこと。
どの国にも分け隔てなく応援をしてくれたこと。
色んな感謝の気持ちが詰まった「ロッカールーム清掃」ですよね。
そしてまた、そんな日本のサムライブルーの行動に
世界が賞賛の言葉を投げかけてくれて、
またその感謝の心の輪が少しずつ世界中に広がっていく。
サッカーだけでなく、そんなエピソードに熱狂し、
日本人の心を誇りに思いました。
そして僕が思うのは。
そのサムライブルーの「感謝の心」は、
「相手の立場になって考える」ことができたから、
湧き上がってきた気持ちだと思うんです。
他人の気持ちになって考えられる「鋭敏な」感覚。
「鋭い気づき」
「研ぎ澄まされた心の目」
これはサッカーをする上でとても大切なことではないでしょうか?
そして、それはサッカーだけでなく、
「企業」にとっても大切なポイントだと思います。
サービス業や小売業、病院や美容院にしろその他の事業にしろ、
「顧客満足をいかに実現できるか」がビジネスの原点ではないでしょうか?
顧客満足度を高め、お客様にご満足いただくためには、
「気づき」や「感謝の心」が必要だと思います。
他人の気持ちになって、自分のことのように敏感に感じ取れる
「感性」が育てば、相手が何を欲しているのか、
どうすれば喜ばれるのかがわかるので、適切な対応ができる。
そして、その適切な対応に相手は満足し、
こちらによい感情をもってくれるようになる。
そう思うとサムライブルーは
理論的にまったくセオリー通りの行動をしているとも言えます。
清掃・整理整頓で相手の気持ちを汲み取る「気づきの心」を養い、
「感謝の気持ち」や「創意工夫」をする心の醸成をする。
卵が先か、鶏が先か、のようですが、
「清掃・整理整頓」をすれば相手を思いやる「気づきの心」が培われる。
「気づきの心」があれば相手のしてほしいことがわかり、
適切な対応ができるから感謝され、愛される。
そして、仕事のムダや改善すべき点が見えてくる。
感謝され、愛されれば、また自分に「感謝の心」が湧いてくる。
「感謝の心」があれば「喜んでもらおう」と思うため、
相手のことをもっと知ろうという「気づきの心」が養われるということです。
そして、これは頭で理解するのではなくて、
汗を流しながら体で実践し、継続することによって身につき、
自分の血となり肉となって、維持・向上していくのです。
そのためには、責任者から一般の社員・アルバイトまで全員で
「清掃・整理整頓」を実行する必要があります。
つまり!
清掃・整理整頓の心がすべての出発点になるのです!